WEBとSNSの影響が貢献!

2020年新型コロナウイルスの影響で内食する機会が増えていますが、2008年リーマンショックが起こった時も景気の悪化によって内食の需要が増えていました。その背景からヒットした商品の市場分析と口コミ力が見えてきました。

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ラー油ブームの到来

記事野郎

2009年に桃屋「辛そうで辛くない少し辛いラー油」で火がつき、品切れ状態となりました。その後、エスビー食品「ぶっかけ!おかずラー油」を発売します。本記事では、追うようにヒットした「ぶっかけ!おかずラー油」を分析していきます。

調味料メーカー

記事野郎

調味料業界では10億円売れればヒット商品と言われる業界で、エスビー食品は大半をシェアしており成熟した市場でした。そのため、新製品が登場しても大きく市場が伸びる事は考えにくく、市場が縮小していく可能性すらありました。そうした中で、桃屋が新商品の具材が入ったラー油「辛そうで辛くない少し辛いラー油」を投入してきました。

内食で広がるちょい足し調理

記事野郎

エスビー食品桃屋の新商品を見逃すはずはなく、競合企画が進み始めました。この頃はちょうどリーマンショックが起こっていた時期で、景気の悪化で内食の需要が高まっていました。それに伴ってたれやめんつゆなどの「付け足し」でいつもの食事に一味違うものに変わる調味料が売上を伸ばしている事に当時の担当者は気がつきます。従来のラー油がちょい足しする事で味が変わる調味料がニーズと合致します。

開発からヒットまで

昨今では欠かせないSNSですが、「ぶっかけ!おかずラー油」も例外ではなく、10年ほど前のインターネットによる発信力は凄いものでYAHOO!で大きく扱われネット上で口コミが話題になり、テレビのワイドショーなどでも取り上げられラー油ブームに火がつきました。商品は飛ぶように売れ大ヒットとなりました。

2020年のステイホーム期間や在宅ワークが主流となり、人と接する事が少なくなる中で、YouTubeやツイッターによる発信で有名になったり収入を維持している著名人などもいます。インターネット環境の将来性など考えると、インターネットから発信が効果的なのは間違えないと言えるでしょう。