どうなるの?
今後の動画配信サービス
自分の分身となるキャラクター「アバター」をあやつり楽しむゲームとして、2020年に任天堂から発売された「あつまれ どうぶつの森」がヒットとなりました。その先駆けと言えるインターネット動画配信サービスにサイバーエージェントの「アメーバピグ」があります。「アメーバピグ」企画事業の一環とし「ピグチャンネル」があり、その事業が成功に至った経緯をまとめました。
アメーバピグ
「アメーバピグ」は2009年2月にサービスを開始。アバターと呼ばれる自分の分身を使ってコミュニケーションやゲームを楽しむサービスです。2012年9月の会員数は1360万人を公表しています。2019年12月にAdobe Flashの廃止を受けてサービスが終了しました。現在はスマートフォン版で継続しいます。Google Chromeを使用すればスマホ版もPCで利用できます。
ピグチャンネルの誕生
「ピグチャンネル」はYouTubeやニコニコ動画と同じメディアですが、単純に動画を配信するのではなくアメーバピグのアバターを利用した会員同士でコミュニケーションが取れるのが特徴です。
この企画の発端は「ジギョつく」と言われる社内公募がきっかけでした。その審査に事業内容を25文字以内で伝える必要性があったそうです。
企画の概要は新規会員の獲得が最大の目的で、ライブやイベントなどの放送権を取得し、会員獲得とユーザーの課金で収益を得るというものです。この複雑なサービス展開の説明を25文字以内に簡素にまとめる事の難しさが伺えます。
この事業企画の課題は課金収益をいかに成果が出せるかです。
1.コンテンツの拡充
A.テレビ局と連動による番組配信。
B.起業プロモーションの映像配信。
C.映画などのエンタメ配信。
2.デバイスの多様化
アプリの展開化
課金中心だった事業案から実際は集客事業として成果が明確になり、CMによって集客PRは成功しました。当時のCMがいかに印象的だったかが明確です。
CM広告のについては別記事「広告塔の必要性」で解説しています。
考察まとめ
コミュニケーションツールから見えてきた今後のビジネスの可能性を考察しました。新型コロナウイルスによって生活スタイルが変化した昨今ではオンラインが主流になり、YouTubeは職業としてもなりたい職業として定着しつつあります。
今後は「5G」による通信速度のさらなる高速化など、動画配信によるサービス事業はめまぐるしい発展を遂げ続けており、首都人口の一局集中による地方の過疎化やリモートワーク中心にした、共有や共感を求める人たちや各企業のブランド提供など。アバターによる企業進出のコミュニケーションビジネスはまだ伸びる分野として期待できます。
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