抗てんかん薬は
何を飲んでるの?

てんかんの服薬によって治療や加療を続ける場合に疑問に思ったり、不安になる人もいると思います。経過と経験から個人の記録をまとめました。症状により個人差があり服薬内容は異なります。
てんかんの経緯については別記事「てんかんと向き合う」に掲載しています。

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症状:複雑部分発作、二次全般性
発症部位:右側頭葉海馬

幼少期-少年期

服薬:デパケンR 1日/3回
3歳の時に熱性けいれんを起こし、脳波に徐波が確認される様になりますが、この時期はてんかんの発作は起こってませんでした。

服薬:デパケンR・テグレトール・アレビアチン 1日/3回
中学生になった頃から、意識消失の発作が確認される様になり、テグレトールを追加する事になりました。

服薬:デパケンR・テグレトール・アレビアチン・マイスタン 1日/3回
高校生を過ぎた時に、全身発作を発症。この時期にマイスタンを追加しました。

年期-手術前

服薬:テグレトール・ヒダントール・アレビアチン・マイスタン 1日/3回
発作の頻度が多くなり、服薬では症状を止める事は考えにくいと診断されたため、手術を視野に「独立行政法人国立病院機構静岡てんかん神経医療センター」へ入院しました。デパケンRの効果が認められず、服薬からデパケンRを切りました。手術までの経緯については別記事「てんかんの手術」でご紹介しています。

手術後-現在

服薬:テグレトール・ヒダントール・アレビアチン・マイスタン 1日/2回
手術後の5年目検診で発作が落ち着いていた事もあり、1日3回だった処方が2回へ回数を減らす事になりました。回数が減ったのは大きな前進です。

服薬:テグレトール・アレビアチン・マイスタン 1日/2回
薬の「フェニトイン」成分を統一するため、ヒダントールの服薬を切りアレビアチンの服薬量を増やしました。

服薬:テグレトール・マイスタン 1日/2回
採血検査による「血中濃度」の数値が効果的ではないと判断し、アレビアチンの服薬を切りました。

服薬:テグレトール・イーケプラ・マイスタン 1日/2回
採血検査による「γGTP」の副作用数値の負担を減らすため、テグレトールからイーケプラへ移行する事になります。

服薬:イーケプラ・マイスタン 1日/2回
イーケプラの「血中濃度」が効果値に達したため、テグレトールの服薬を切りました。

まとめ

これまでの服薬調整の経緯を掲載してきました。掲載の内容は服薬の種類だけを記載していますが容量の調整も行っているため、服薬調整については副作用はもちろん、本人の希望や症状に応じて長期間で考えていく必要があります。自己判断で服薬を止めたり、飲み忘れには気をつけましょう。